【症状】
10日程前から動きがスローになり、話しかけても反応が緩慢で、何かをさせてもちゃんと出来ない事が多くなってきた。
体も上手く動かせない様で心配していたが、膵臓ガン再発の関係で体調不良になったのかと思っていた。
MR検査での着替えも服の上から着たり、終わったら呼んでという指示にも従えなかった。
自身での着替えは困難と判断し、看護師へお願いして着替えの介助をしてもらった。
【脳外科】
脳腫瘍の定期(半年)MR検査の結果 脳の前部にある腫瘍は抑えられているが、中心部(奧)に再発している。(半年前の検査では見られなかったもの)
毎月抗がん剤を投与しているのに発生したということは異なるタイプのガンである。
急に症状が現れ、1ヶ月前とは全く様子が違うので、進行が早いものと思われる。
この状態だと 1ヶ月かからずに寝たきりになる可能性が高く、どんどん悪くなると思われる。
現在処方しているテモダール(抗がん剤)は効きが見込めないので、一時的ではあるが回復が見込める薬を使ってみる。
しかし症状を改善、あるいは現状を維持する程度の効果しか期待できない。もちろん効かない場合も有る。
結論としては寝たきり(要介護)状態になるのは避けられず、そうなるのをどれだけ遅くできるかという治療になる。
余命についての話は無かった(しなかった)
来週の金曜日(07/08)から 2週に 1度、通院して点滴での化学療法を行う。
もし家で面倒をみることが困難になったら救急へ来て下さいとのこと。
入院させて病院でのケアに切り替えても構わないとの事。
【外科】
脳腫瘍の状態で寿命が決まる状況だし、脳外科で行う治療の薬と掛けあわせるとどの様な状態になるか分からないので、外科での膵臓ガンの化学療法は中止する。
【内科】
本人の負担減を考え、インスリンは薬を持効型へ変更し、注射は朝20単位にする。血糖値の測定は朝と夕の 2回測定で構わない。
血糖値が常時 100を切る状況になるなら 16単位まで落とす様にとのこと。 高血糖よりも低血糖が怖いので、血糖値には注意すること。
何か有ればすぐに救急車を呼ぶようにとのこと。
自身での注射が困難になったので、しばらくは私が打つことにした。
父にやり方を覚えてもらい、父に任す様にしたいが、心配なので状況次第とする。