K-5系とK-3(K-7もかな?)使用時限定ですが、DA★300を使う時のセッティングを書いてみます。
高速 SSを使いつつ可能な限り低ISOで撮影し、ブレが少ない清潔な画を撮る方法で、望遠レンズを使い始めたばかりの方には参考になると思います。
望遠レンズを手持ちで使うコツはとにかく SSを上げること。ISOを上げてでもです。手ぶれ補正が効いていても高速SSを切らないと甘い画しか出てきませんので、可能な限り 1 /(焦点距離 x 2) 以上の SSを切るようにすると良いと思います。つまり、300mmを使うなら 1/600以上の SSで撮影。できればもっとです。
それではセッティングです。(露出モードは Av)
まず拡張感度を ONにし、ISO AUTO設定を 80-6400 にします。(上限は適当)
で、ハイライト補正を ONにする。こうすることで ISO 160-6400 の AUTO設定になり、最低ISO 160からになるので SSが稼げます。当然 ISO 100よりノイズは増えるのですが、白飛びし難くなる上に SSも稼げるので、鳥撮りには最適だと思います。羽毛の質感を出すためには飛ばさない事が最も大事だし、白い羽毛って簡単に飛んじゃうのでね。
そしてこれがキモ。感度アップポイントを FAST へ設定。そうすると 300mmレンズの場合 1/750 をキープしてくれます。ISO160でも明るければ 1/750以上になり、1/750を切るようだと ISOが上がりはじめ、ISO AUTOの上限に達したら SSが落ち始めます。
昼の鳥撮りなので 6400まで上がることはまず無いので 6400にしていますが、夕方など困る事になるかもしれません。その場合は上限を 1600とかに設定すれば良いと思います。
感度アップポイント FAST時 1/750というのは露出ステップを 1/2にした場合です。1/3ステップだと 1/640をキープしてくれます。
この感度アップポイントは
FAST = 1/焦点距離の倍 標準 = 1/焦点距離 SLOW = 1/焦点距離の半分
となるようです。
1/2ステップ時 1/750(FAST) 1/350(標準) 1/180(SLOW)
1/3ステップ時 1/640(FAST) 1/320(標準) 1/160(SLOW)
私の場合は F5.6を基本にし、簡単にISOが上がるようであれば F4で撮影する感じです。
ちなみに FAFを取り付けた場合はこのパターンになりません。どうやら ROM情報を利用しているようで、500mmと設定しているのに SSが全然稼げません。なので FAFはちと使いにくいんですな~
FAFを使う場合は F値と SSを固定し、露出は ISO変更で対応してくれる TAvが使いやすいかもしれません。私は SSをチェックしながら小まめに ISOを変更していますが。