改元の準備 II

 
お写んぽ 

以前「改元の準備」という記事でプログラムの対応方法を示しました。

譲位日が決定したことで、いよいよ具体的に対応方法を考えねばなりません。

Windows OS の挙動が保存されているデータベースであるレジストリの修正だけで対応出来ると思っていますが、まずはテストしておきましょう。

レジストリへ追加

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nls\Calendars\Japanese\Eras

上記のセクションへ西暦から和暦へ変換するテーブルがあります。まともなプログラムであれば開発ツールのフォーマット関数を用いているので、このセクションへ新元号のキーと値を追加するだけで改元の対応は完了します。

テストで仮の新元号を「光千」とし、平成以前と同様の規則で追加してみました。

テストプログラム

左の日付を取得して TDate 形式へ変換し、それを 2種の和暦へ変換してみます。

テスト結果

結果、2019/05/01 は 光千01年05月01日 と表示され、新元号へ完璧に対応出来る事が分かりました。

このレジストリの変更は元号決定後に OS のアップデートで処理されるものと思われますが、Windows XP などのアップデートが終了した OS については自分で追加すればいいですね。


  1. やすたろ~

    光千!しゃれた元号を考えましたね。
    これで新元号の対応も目途はついたわけですね。
    一年半あるから、準備万端ですね。

    1. delphian

      サンプルなので適当な字を考えてみましたが、実は私の名前にしようかと一瞬考えていました(笑
      改元時の対応に不安が無くなったので、いつでもこい! です。

  2. ask-evo

    兄貴ミレニアムΣ( ̄□ ̄υ)

    1. delphian

      サンプルに自分の名前を使おうとしていたのは内緒です(笑