ライフリスト No.184 はオオフラミンゴです。

昨年末に本島の南部で観察されておりましたが、年明けには中部へ現れました。
カゴ抜けを疑っていたので撮影の食指は動きませんでしたが、渡って来た可能性が高まったため、撮影しに行きました。
場所を教えて下さった愛弟子ちゃんの鳥友さん、ありがとうございました。

県内でフラミンゴを飼育しているのはネオパークオキナワという施設で、もう一箇所の可能性は子どもの国。カゴ抜けの可能性があるのは前記 2施設からの逃亡です。

その可能性を調べるため、ネオパークオキナワに電話をして聞いてみました。
ネオパークの方曰く

「沖縄子どもの国からネオパークオキナワが飼育しているフラミンゴではないか
　という問合せが来たが、うちのものでは無いと返答した」

との事です。つまり、子どもの国のものではなく、ネオパークのものでもない。

動物園で放し飼いにする鳥は羽の先端や風切り羽を切って遠くまで飛べないようにする事からして、中国や台湾の動物園から逃げて来たとも考えにくい。足環も無いし。

オオフラミンゴでググってみると

・分布はアフリカの一部、南ヨーロッパ、南西アジア、インド沿岸部を含む南アジア
・一部は渡りをし、ルートは東西方向で繁殖の北限はしばしば変わる
・昨年1月に台湾で記録された
・昨年末には中国で 5件の記録あり
・過去にはオーストラリアでも記録されている

よって、沖縄に飛来してもおかしくはない。

ネパールハクセキレイという鳥はヒマラヤ山脈周辺に分布しているのに、日本国内でも観察記録があります。それを考えるとフラミンゴが観察されてもおかしくは無いはず。ブロンズトキなども来るはずのない鳥だしね。
「フラミンゴは動物園でしか見ることが出来ない」という先入観を取っ払えば不思議な事では無いかもしれません。

ということで自然飛来説を支持し、ライフリストへ加えました。