脱脂処理したカッターの刃
防錆レースの準備 #2で、前記事の続きです。
手元にある 8種の保護剤で最も防錆効果が高いケミカルはどれだ! ということで、完全脱脂・脱水したカッターの刃を準備しました。
この刃に各種保護剤を噴霧(あるいは塗布)して、サビ発生の状況(経過)を観察します。
エントリー表
手持ちの端材や廃棄予定のもので観察用の台を作りました。幸いな事にカッターの刃には穴が開いており、その穴を利用して吊り下げられます。
当初はネジ止めを考えていたのですが、そのネジからサビが発生してもらいサビすると具合が悪いので、フレームに 3mmの穴を開けて竹串を接着しました。
上下でずらして、上の液垂れで下の刃に影響が無いようにしています。
テスト開始
各々裏表に噴霧(塗布)して竹串に吊り下げました。準備完了です。
実は刃の脱水処理をしているとき、タオルペーパーに無水エタノールを吹き付けて拭っていたのですが、タオルペーパーが薄っすらと茶色になりました。
その時点ですでにサビ始めていたんですね。そうなるとスピード勝負です。次々と手早く噴霧して竹串に掛けました。
脱脂した金属 + 水分 + 空気 = 速攻でサビ ですね。
この状態で経過を観察しますが、サビの発生が遅いようであれば屋外への設置や塩水を用いてサビの発生を早める処理をするかもしれません。