切っ先付近に注目
昨日記事にした包丁を早速研いだのですが…
仕上げまで終わってからまじまじと見てみると、切っ先から 7mmほどのところが変です。ここだけ砥石が当たっていません。グラインダーを当てすぎて大きく削ってしまったんでしょうか。試し切りをしてみると、この部分だけ切れませんね。
ということで、#120の荒砥を使って修正します。
切り刃を「刃の黒幕 #120」で修正
刃の曲率をあまり変えずに削るよう、気を使いながら修正していきました。
それにしても刃の黒幕の #120はいいですね。他社の #120を使っていましたが、砥粒の剥がれが少なくて平に傷が付きづらいです。
研ぎ上がり
#12000まで使って仕上げたのがこの状態です。切り刃の途中にまだ砥石が当たらない場所がありますが、何度か研いでいるうちにそこも削れるようになるでしょう。
刃先から 5mm幅ぐらいのピカピカのところがハガネで、それ以外は軟鉄です。刃紋の様でかっこいいですね。