地元の干潟へ野鳥を観察しに行ったら凄い干潮だった。
遠浅なのはわかりきっていた干潟ですが、こんなにも引いているのは久しぶりに見たなぁ~
波打ち際まで300m以上はあるんじゃなかろうか。
双眼鏡で波打ち際をチェックするとシギチがチラホラしていたので、行ってみることにした。
歩いている途中、足下で黒い点々が動いていました。
なんだろうと思ってよく見ると、これまた久しぶりに見たミナミコメツキガニ。
そっかそっか~ ここはこのカニが沢山いる場所だった。40年ぶりに見たぞ(笑)
このカニ、いるところには凄い数がいて、そこを歩くと踏んづけてしまいそうなほど密集して生活しています。
この黒い点々は全てカニです。
歩くとその音に反応して遠ざかったり砂に潜ったりするのですが、動きは速くはありません。
指で簡単につまめるほどスローなお方たちで、小学生の頃は追いかけ回してバケツいっぱい捕獲したものです(笑)
この画でも凄い数だと思われるでしょうが、次はもっと凄いです。
300mmの画角でこれだけの数が写っており、ボケていて分かりにくいですが波打ち際までびっしりです。広角で写すととんでもない数が写り込む(笑)
この干潟は県内でも有数の多様な生物が生きる場所。やっぱり豊かなんだな~
この地は開発問題に揺れている浜(海岸)なので絶滅を危惧していましたが、これだけの数が生きているとは思いもしませんでした。
なるほどね~ カニ好きであるシギチたちが沢山くるワケだわ。納得納得。
どれだけ豊かな干潟かを知ってほしいので、wiki から引用します
泡瀬干潟は干潟や藻場の広がりが南西諸島でも最大級であり、干潟の生物、特に鳥類や、貝類、海草・藻類の貴重な生息地、生育地であることが知られている。そのため、日本の環境省によって「日本の重要湿地500」に選定されている。
鳥類
鳥類に関しては、これまでに泡瀬干潟とその周辺で14目39科165種が確認されている。チドリ目(60種)が多いのが特徴である。
また、渡り鳥(136種)が多く確認されており、北はシベリア南はオーストラリアに至る、東アジア・オセアニア地域の渡り鳥の中継地や越冬地(フライウェイ)となっていることでも知られている。渡り鳥の渡来数は、同じ沖縄本島に位置するラムサール条約登録湿地である漫湖よりも多い。
シギ・チドリについては、ムナグロ、キアシシギ、キョウジョシギの個体数が多く、特に、ムナグロに関しては、越冬地としては日本最大であり、春や秋の渡りのシーズンでも日本国内で2番目か3番目の数の個体が確認されている。
貝類
貝類に関しては、生きているもので約300種が確認されている。貝殻のみが得られた種も含めると約500種に達するという。海草藻場に特徴的な種が多く、その中には、マメアゲマキ類(アワセカニダマシマメアゲマキ)やフジイロハマグリ、ジャングサマテガイなど、新種と思しき種や日本では泡瀬干潟ほか数箇所でしか確認されていない種も含まれている。
海草・藻類
海草・藻類は、合計139種が確認されている。内訳は、海草が13種、緑藻類が52種、褐藻類が32種、黄緑藻類が1種、紅藻類が41種である。このように多くの海草・藻類が生育する理由として、海底環境の構造、底質等の多様さ、静穏でありながら外洋からの海水の供給が行われていることなどが挙げられる。
海草については、沖縄県内に生育する14種のうち、13種が確認されている。特に、ウミヒルモ属については、ホソウミヒルモが泡瀬干潟で発見され新種記載されたり、形態の違うウミヒルモの仲間が発見されたことにより、分類群の見直しが行われた。
もの凄く貴重な場所だと言うことがわかりますね。
この干潟の開発には賛否ありますが、私は絶対反対であります。
偉い人たちは「環境を壊さずに埋め立てる」とのたまっておりますが、これほどの大規模な埋め立てでそんなこと出来るわけが無い。それは歴史が証明している。
そしてこの開発の立て看板には「市民待望のビーチが誕生します」とデカデカと書かれております。
ふざけるな! 数百万の生き物たちを殺してまで欲しくないわい!
しっかしこんな神経を逆なでするような文言をよく思いつくな~ ある意味天才だわ(笑)
太古からそこで生きている者たちを軽んじ、人間の都合だけで埋めやすいところから埋めるのは止めろ! ここでの新参者は人間なんだぞ!
人間には知恵があるので、そこに生きる多様な生物たちと共存する道を歩むべきです。
おはようございます(^^
基本的に干潟や湿地は、生物の宝庫なんですよね。
その全てが貴重であると断言して良いと思ってます。
こういう開発って、市民のためとか治水のためとかお題目を付けるのは
国から予算を引っ張るためで、地元の利権とか様々絡み、要は金のとこが
重要な人達が考える程度なんですよね。
こういう事に関しては、もうホント言いたい事がいっぱいあります。
私のトコも自然公園と称するなら「そのまま、ほったらかしにしてくれ」
って言いたいです。
テンやムササビにリス、キアゲハの繁殖場所も伐採されましたし
かけがいのない場所を、二年で破壊しやがりましたからね。
bluemさん、こんにちは。
特にこの干潟は生物の宝庫で、現在でも新種が発見されたりする場所なんですよ。
空撮の画を見るとなんて広大な海を埋めたんだと感じます。
生態系への配慮はしていると言っていますが、そんなのやってみないと分かりませんよね。
要は金がらみで、自分勝手な論理だな~ とつくづく思います。
そのうち大好きなシギチたちがここをスルーしそうで、嫌な予感がしております。
というか、既に減りつつあるんですが。
沖縄は、私たち本土が失くしてしまった自然が沢山残っているところですよね。
そんな、私たちにとっても心の故郷のような自然、大切にして欲しい思いで一杯です。
mistgreenさん、こんにちは。
自然豊かな沖縄のはずなのに、あっちこっち開発が入っており、思ったよりも近代化しております。
自然を壊さない開発って出来ないものなんでしょうかね。
こんにちは。
そうですか。
私は、皆さんとお知り合いにならなかったら、
いい観光開発だ~!と思っていたかもしれません。
「環境を壊さずに埋め立てる」というのは、到底無理な事のような気がしますね。
teltelさん、こんにちは。
うははw 観光開発だ~ となる人の方が多いかもしれませんよ(笑)
埋め立てるなら生物が少ないところを選べばいいのにねぇ
わざわざメチャ貴重な場所を選んで埋めるもんな~
カニカニカニ~~wwww
こりゃシギにとっちゃカニ食べ放題の天国っすね!
人間様はこのちっちゃいカニを食べないんですか?
食べないだろうな~(^^
沖縄だったらビーチはあちこちにあるから、そこには造らんでくれって感じですね
Jerryさん、こんにちは。
カニは旨いですからね~ シギたち大喜びだと思う(笑)
このカニは人間が食べても美味しいと思う。
素揚げにしたらいいつまみになりそうですが、保護されていたりして(笑)
ここは東海岸なので、ビーチを作ってもどうかと思います。
みんな西海岸のビーチに行っちゃうしねぇ
それはそうと、ソニーが面白いのを出しましたね。
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201405/14-0516B/
35mm版で1220万画素・・・なるほど、高画素だけじゃないということを、ソニーも気付いたということなんでしょうね。
しかも、α7S なんていう型番を見ると、K-5Ⅱs を連想させてくれます。
ということで、私は、ますます K-5Ⅱs が欲しくなってきました。
SONY板で盛り上がっている機種ですね。
高感度に特化したセンサーを投入した感じ。
ペンタがこのセンサーを使ったら楽しくなるだろうな~(笑)